📌 あわせて読みたい: AWSにどんなサービスがあるのか、まず区別からという方はAWSとは結局なにか。個人開発者がまず区別するEC2・S3・IAMの3つの役割へ。この記事はその次にあたる、データを置く場所としてのAmazon RDSとAmazon DynamoDBを、保存するデータの形と取得の仕方から見分けるところだけを扱います(どちらが優れているかを決める記事ではありません)。
この記事は、AWS公式ドキュメントの説明にそって、RDSとDynamoDBが扱うデータの形と、JOINの有無を確認するためのものです。
結論:確認するのは「データ間の関係」「データモデル」「JOINの要否」
- Amazon RDS — AWSは、Amazon RDSを、AWS Cloudでリレーショナル・データベースを設定・運用・拡張しやすくするウェブサービスと説明しています。
- Amazon DynamoDB — AWSは、Amazon DynamoDBを、任意の規模で一桁ミリ秒の性能を提供する、サーバーレスでフルマネージドの分散NoSQLデータベースと説明しています。キー・バリューとドキュメントの両方のデータモデルをサポートします。
- JOINの要否 — AWSは、DynamoDBがJOIN演算子をサポートしないと案内しています。
この3点を並べる順序は、AWS公式が定める必修順ではなく、どちらのサービスを見に行くか迷ったときに公式仕様を確認しやすいよう本記事が整理したものです。どちらかが常に優れているという結論ではありません。以下、1つずつ見ていきます。
1つめ:RDSが扱う「リレーショナル・データベース」
AWSは、Amazon RDSを、AWS Cloudでリレーショナル・データベースを設定・運用・拡張しやすくするウェブサービスと説明しています。使えるデータベースエンジンとして、公式ドキュメントはIBM Db2、MariaDB、Microsoft SQL Server、MySQL、Oracle Database、PostgreSQLを挙げています。
2つめ:DynamoDBが扱う「キー・バリュー」と「ドキュメント」
AWSは、Amazon DynamoDBを、任意の規模で一桁ミリ秒の性能を提供する、サーバーレス・フルマネージドの分散NoSQLデータベースと説明し、キー・バリューとドキュメントの両方のデータモデルをサポートすると案内しています。
キー・バリューは「鍵(キー)を渡すと、対応する値が返る」という取り出し方です。
3つめ:JOINを使うか
ここが、2つのサービスを見分けるはっきりした一点です。AWSは、DynamoDBがJOIN演算子をサポートしないと明記し、データの非正規化を推奨しています(公式ドキュメントは、その狙いをデータベースへの往復と処理能力を減らすことと説明しています)。

運用の分担も違います
AWSは、Amazon RDSがバックアップ、ソフトウェアパッチ、障害の自動検出と復旧を管理すると案内しています。一方で、クエリ調整(SQLクエリを調整して性能を改善する作業)は利用者の責任であり、クエリ性能はデータベース設計、データ量、データ分布、ワークロード、クエリパターンに大きく依存すると案内しています。マネージドといっても、クエリの設計まで肩代わりされるわけではない、という区別です。
DynamoDBについてAWSは、サーバーのプロビジョニング、パッチ、管理、インストール、保守、運用を行う必要がないと案内しています。
確認項目の整理(本記事による並べ替え)
| 確認する項目 | Amazon RDS | Amazon DynamoDB |
|---|---|---|
| 扱うデータの形 | リレーショナル・データベース | キー・バリューとドキュメントのデータモデル |
| JOIN演算子 | (公式ドキュメントに記載なし) | サポートしない(非正規化を推奨) |
| サーバーの準備 | — | プロビジョニング・パッチ・保守・運用は不要 |
| クエリ調整の責任 | 利用者(設計・データ量・分布・ワークロード・クエリパターンに依存) | — |
この表は、公式ドキュメントの説明を確認しやすい順に並べたものです。実際にどちらを選ぶかは、扱うデータの形とアクセス方法によって変わります。個別のシステムについて、性能・料金・適合性を保証するものではありません。
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※本記事は2026年7月27日に確認したAWS公式ドキュメント(Amazon RDS / Amazon DynamoDB)の説明に基づく整理です。実際の仕様・料金・適合性は、必ず公式ドキュメントとご自身の要件でご確認ください。

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