📌 あわせて読みたい: そもそもAWSにどんなサービスがあるのかから整理したい方はAWSとは結局なにか。個人開発者がまず区別するEC2・S3・IAMの3つの役割へ。この記事はその次にあたる、無料枠の使用量をどの画面で見て、料金の通知をどこで設定するかだけを扱います(サービスの構築手順は扱いません)。
この記事は、AWS公式ドキュメントの説明にそって、確認する画面と、通知の設定場所を順番に並べたものです。
結論:確認するのは「プラン種別」「Free Tierページ」「2種類の通知」
- プラン種別 — 利用できるFree Tierの提供内容は、アカウントのプラン種別によって異なります。
- Free Tierページ — 当月の使用量は、AWS Billing and Cost ManagementコンソールのFree Tierページで確認します。
- 2種類の通知 — 自動で届く「Free Tier使用量アラート」と、自分で条件を作る「AWS Budgets」は別の設定です。
この3点の並びはAWS公式が定める必修順ではなく、初めて費用まわりを見るときの確認順として本記事が整理したものです。以下、1つずつ見ていきます。
1つめ:自分のアカウントのプラン種別を見る
AWSのFree Tierの提供内容は、プラン種別によって異なります。公式ドキュメントでは、2025年7月15日より前に作成したアカウントと、同日以後に作成したアカウントとで、Free Tierの提供区分が異なると案内されています。そのうえで、2025年7月15日以後に作成したアカウントについては、Paid planのアカウントにFree TrialとAlways Free、Free account planのアカウントにAlways Freeの提供があり得ると説明されています。
つまり「無料枠」と一口に言っても、期間限定で試せるものと、継続して無料の範囲があるものが混ざっています。使用量の数字を読む前に、自分のアカウントでどちらが有効なのかを先に確認します。
2つめ:Free Tierページで当月の使用量を見る
AWS公式ドキュメントは、Free Tierの使用量をAWS Billing and Cost Managementコンソールの「Free Tier」ページで確認できると案内しています。無料枠の残りが気になったときに開くのは、まずこの画面です。
ここで見えるのは「今どこまで使ったか」であって、通知の設定ではありません。通知は次の2つで別々に扱われます。
3つめ-A:自動で届く「Free Tier使用量アラート」
AWS Free Tier使用量アラートは、各サービスのFree Tier上限の85%を超えるとメールで通知します。
通知先のメールアドレスを変えたいときは、BillingコンソールのBilling preferencesを開き、Alert preferencesから設定します。届いていないと感じたときに最初に開くのも、この画面です。
ここで一点、アカウントの種類による違いがあります。公式ドキュメントは、Free Tier上限の85%に対するAWS Budgets使用量アラートは、すべての個人のAWSアカウントで自動的に有効化される一方、AWS Organizationsの管理アカウントでは自動的には有効にならず、受け取るにはオプトインが必要と案内しています。組織の管理アカウントを使っている場合は、「自動で来るはず」と考えずに設定を開いて確認する箇所です。
3つめ-B:自分で条件を作る「AWS Budgets」
もう一方のAWS Budgetsは、自分で条件を決めて作る通知です。公式ドキュメントによれば、AWS Budgetsでは費用予算と使用量予算を作成でき、実績値または予測値が設定額に達する、あるいは超える場合の通知を設定できます。
「もう使ってしまった」だけでなく「このままだと超えそう」でも通知を作れる、という点が、85%の自動通知との違いです。
費用予算を作るときは、通知先としてメールアドレス、Amazon SNSトピック、または予算アクションのうち、少なくとも1つを設定してから作成します。
通知と請求データには遅れがあります
設定を終えたあとに知っておきたいのが、通知のタイミングです。AWS公式ドキュメントは、料金が発生してからAWS Budgetsの通知を受け取るまでには遅れが生じることがあると明記しています。公式ドキュメントはその説明として、AWSリソースが使われてから、その使用が請求されるまでの間に遅れがあることを挙げています。
そのうえで公式ドキュメントは、AWS Budgetsが通知できるようになる前に、通知のしきい値を超える追加の費用や使用量が発生する可能性があり、通知を受け取った後も実際の費用や使用量は増加・減少し続ける可能性があるとしています。通知は「後から届く記録」であって、金額や使用量がその時点で確定しているわけではない、という前提で読む必要があります。
確認の順番(まとめ)
| 確認する順 | 見る場所 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 1 | アカウントのプラン種別 | 2025年7月15日以後に作成したアカウントでは、Paid planにFree Trial・Always Free、Free account planにAlways Freeの提供があり得る |
| 2 | Billing and Cost Management の Free Tier ページ | 利用上限に対する実際の使用量 |
| 3 | Billing preferences → Alert preferences | 85%通知の受け取り設定と、通知先メールアドレス |
| 4 | AWS Budgets | 費用予算・使用量予算と、実績/予測どちらで通知するか、通知先 |
この4行は、本記事が公式ドキュメントの説明を確認しやすい順に並べたものです。どの予算額にするか、どのサービスに絞るかは、実際の用途によって変わります。
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※本記事は2026年7月24日に確認したAWS公式ドキュメント(AWS Free Tier使用量の追跡、AWS Budgetsによる費用管理)の説明に基づく整理です。実際の設定と費用は、必ず公式ドキュメントとご自身のアカウントでご確認ください。


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